【やってみた!】雨ニモマケズ!ジムニー&焚き火タープ連結で、雨中焚き火を完全攻略!

こんにちは!biwo-campです。

今年の夏は本当に手強かったですね。体温をはるかに超える連日の猛暑にキャンプは一時休止。

「標高の高いキャンプ場ならワンチャンいけるか…?」なんて一瞬頭をよぎったものの、自宅で車にギアを積み込み始めた時点で気力と体力のゲージがレッドゾーンに突入!これはアカンやつや、と大人しく涼しい季節の到来を待っていました。

10月最初のキャンプは、アウトドアブランド「スノーピーク」が主催する一大イベント「雪峰祭2025秋」に参加が決定。聖地スノーピーク奥日田へと繰り出してきました。

当初は家族4人での参加を予定していたのですが、諸事情により急遽、父子キャンプに変更!以前にも父子キャンプで米軍パップテント×ジムニー車中泊という、謎スタイルの経歴あり。今回も何やら怪しい企みが進行している予感しかありません。

我が家の野郎どもが繰り広げるキャンプの模様をお届けします!

目次

雪峰祭

もしかしたら、キャンパーさんの中には「雪峰祭って何?」って方もいるかもしれません。
簡単に言うと、アウトドアブランド「スノーピーク」が、年に2回(春と秋)開催する、お祭りみたいなイベントです。限定アイテムの販売、B級品の割引販売、出店、ワークショップもあり…キャンプ好きにはたまらない内容盛りだくさんのイベントが雪峰祭です!

  • アウトレットのセール
  • 限定品販売
  • 宿泊イベント


さらに、宿泊サイトの予約は先着順ではなく、抽選形式。かつては熾烈な争奪戦で、当選は至難の業でしたが、近年キャンプブームが落ち着いた影響か、体感では当選確率が上がっている印象です。それでも人気イベントゆえ、依然として争奪戦であることに変わりはありません。

しかも、宿泊者限定の特典がめちゃくちゃ嬉しいんです。なんとアーリーチェックイン・レイトチェックアウトが無料! これって地味にかなり有難いです。おかげで、設営も撤収も焦らず、イベントとキャンプをゆ〜っくり満喫できちゃいます。

これでもか!というくらい、楽しみがギュッと詰まっているのが雪峰祭の魅力。スノーピークストアで物欲を刺激されたり、イベント限定のレアな出店でとっておきのグルメをGETしたり…。そして日が暮れてからは、焚き火の炎が揺らめく中、最高のステージイベントが開催されるんです!もう、ワクワクが止まりません。

ジムニーにタープ連結

長い夏が終わり、ようやくキャンプに繰り出せると浮かれまくっていた父子。特に今回は雨が降っても関係ねぇ『ぜってー焚き火やる!』と鼻息荒く宣言していました。が、そんな二人の意気込みをあざ笑うかのように、空には雨雲がびっしり…。こりゃ、一波乱ありそうな予感しかしません!

雨天決行と割り切り、今回の二人は最初から「ジムニーで車中泊」を軸に据えていました。チョイスしたサイトは、車両乗り入れ自由で区画の概念がないフリーオートサイト。広大なスペースを活かし、雨の中でも快適なベースを構築すべく、まずは焚き火タープを大展開!そして、その下に相棒のジムニーをスマートにインする「タープ in ジムニー」作戦で、雨対策は万全です。

設営に取り掛かる二人。父が「ここな!」とばかりに、ジムニーの助手席側ルーフバーにガイロープを適当なくくりつけ方で連結。手慣れた様子(?)で、あっという間にタープのベースを作り上げていきます。

もちろん、安定感を出すためには反対側も抜かりなく運転席側にも、これでもかというくらいガイロープをガッチリとくくりつけます。

これでジムニーとタープの連結が爆誕!雨が降ってきても、快適な寝室(ジムニー)への移動も全く濡れる心配がありません。雨キャンプの不便さを一つ解消した瞬間、思わず笑顔になる父の姿が目に浮かびます。

いくら10月とはいえ、奥日田の自然は豊かで虫対策は必須です。そこで活躍するのが、ジムニーのリアゲートに設置された秘伝の防虫ネット。これは、網戸の張り替えで余ったネットをリアゲートのサイズに合わせてカットし、切り口はテープで丁寧に補強。取り付けは磁石でパッと完了というお手軽ネットです。

そして、フロントドアには抜かりなく車種専用の防虫ネットを左右に装着。リアゲートのDIYネットとは違い、こちらはさすが専用品だけあってフィッティングもバッチリです。雨が吹き込まないギリギリのラインで窓を少し開けておけば、空気の循環も確保できて一石二鳥!これで、虫の侵入を気にせず、快適な車中泊空間の完成です。

車中泊で最も重要なのが寝床作りです。まずは、ジムニーのシートアレンジで生まれる隙間をサーマレスト Zライトソルで丁寧に埋めて段差を解消。その上から寝心地を格段にアップさせるインフレータブルマットを敷き、さらに肌触り抜群のスノーピーク ピクニックラグを重ねれば、もうそこは極上のプライベート空間。

最高の寝床が完成すると、息子もすぐに気に入ったようで、ゴロゴロと寝転がって快適さを確認していました。

設営作業が終われば、いよいよ至福のまったりタイムの始まりです。雨がしとしと降る中、パチパチと音を立てる焚き火を囲み、静かに時間が過ぎていく…。これぞ、雨キャンプでしか味わえない、最高に贅沢なひととき!息子もご満悦です。

…と、言いたいところですが、天気予報を見ると、この後さらに強い雨が降る予報…大丈夫か、父子キャンプ?!

雨はそれほどでもなかったのですが、上空には不穏な空気が…。ゴロゴロと鳴り始めた雷に、念のため父子でジムニーの中へ避難!車内なら安心感が違いますよね。窓の外で光る稲妻を眺めながら、雷雲が通り過ぎるのをまったりと待ちます。


ここまではカッコつけてみましたが、息子曰く「父さん、いびきかいて爆睡してたよ」とのこと。どうやら安全な車内で、雷の音をBGMに気持ちよく寝てしまったようです(笑)。

リアゲートから視点

雷も遠ざかり、晩御飯の時間。この日は息子がメスティンでご飯を炊くという大役を担い、見事成功させました。その美味しさに息子は「炊飯ジャーの米はもう食えない!」と驚きを隠せない様子。メスティンのポテンシャルを改めて感じさせられました。

美味しく炊けたご飯には、やっぱりガッツリ肉でしょう!ワイルドにかぶりつく「肉×飯」の組み合わせは、まさに「野郎ども」のキャンプ飯!白飯をかきこみ、肉を食らう。これぞ至福の瞬間です。このキャンプのためにJHQのマルチグリドル25cmを購入。大きいステーキ肉が映えまくります。

お腹も心も満たされた父子。たくさん設営やご飯作りを手伝ってくれた息子も、さすがに眠たくなってきたようです。本当は、夜の焚き火トークやステージイベントにも参加したかったのですが、今回は二人きりの父子キャンプ。息子の寝顔を見ながら、賑やかなイベントはまた次の機会に、と潔く諦めて就寝の準備に取り掛かります。

撤収日の朝は晴れ

翌朝、目を覚ますと雨はすっかり上がり、清々しい青空が広がっていました。まさに「晴れ男(息子)の勝利」ですね。設営もシンプル、寝床はジムニーなので、残るはタープだけ。余裕でカラッと乾燥撤収です。この「焚き火タープ×ジムニー車中泊」の組み合わせ、雨の日でも最高に快適で、まさに父子キャンプの最終兵器!今後の定番スタイルになること間違いなしです。

「おい、息子!朝だぞー!」と声をかけても、まったく反応なし。最高の寝床と、遊び疲れた体が相まって、息子は爆睡中。起こすのも忍びないくらいの寝顔ですが、撤収作業もあるし、そろそろ起こさないとなぁ。

息子が目を覚ますまでの間は、父だけ至福のコーヒーブレイク。淹れたての温かいコーヒーを片手に、昨晩の焚き火でじっくりと焼いたとろけるような焼き芋をいただきます。ひんやりとした朝の空気の中、甘~い焼き芋と温かいコーヒーの組み合わせが、五臓六腑に染み渡る!これだからキャンプはやめられません!

遅れて起きてきた息子と、ようやく朝食です。食欲よりもドジャースの試合が気になるようで、Amazonプライムで熱心に観戦中。まさかキャンプ場でリアルタイムに野球が見られるなんて、昔では考えられなかった贅沢な時間です。

もう少しこの空間でゆっくりしたい気持ちもありますが、今日は父子キャンプ。早めに撤収して家路を急ぐことにします。

そして、今回の「雪峰祭」でゲットした戦利品はコレだ!
まずは、毎年恒例のお楽しみ、雪峰祭2025秋限定品のランタンシェード。同日に販売されたこれまた限定品のTAKIBIウィスキー。こちら全国で2400本のみの数量限定生産だそうです。留守番してくれている母へのお土産も抜かりなく確保できました。

まとめ

今回のキャンプは、あいにくの雨模様。そして、やんちゃな父子二人だけということもあり、撤収が億劫になるテント泊は潔く回避!

その代わりに採用したのが、「快適車中泊」と「雨の中でも焚き火がしたい」という欲張りキャンパーの願いを同時に叶える、まさに夢のようなレイアウトでした。色々な設営方法やレイアウトを模索するのも、キャンプの楽しみの一つだと改めて実感しました。

そして何より、今の季節こそが、焚き火を心ゆくまで楽しめる最高のシーズンです!ぜひ皆さんも、この焚き火日和の季節を存分に味わってください。

では、また。

  • 今回の焚き火タープと車両の連結方法は、推奨される使用方法とは異なります。実践される際は、必ず自己責任でお願いいたします。
  • 風向きによっては車内に焚き火の匂いが付着する可能性があります。匂いが気になる方は、この点にご留意ください。
  • 雷が近くで鳴っている場合は、非常に危険です。速やかに、車内や管理棟など、より安全な場所へ避難することを強く推奨します。
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