もうすぐ夏の終わりが近づいてきましたね。さて、私の息子が毎年集めている「セミの抜け殻」今年も大量に集まっています。特に男の子がいるご家庭では「うちもそう!」と共感される方も多いのではないでしょうか? 毎年増え続けるこのコレクション、どうにか有効活用できないかと考えていたところ、乾燥した抜け殻を見てひらめきました。そうだ、着火剤にしよう!
材料
使用した材料は以下の通りです。
- セミの抜け殻 適量
- ワセリン(白色)100g
- シリンジ 1本
セミの抜け殻は、息子のコレクションからなんとか交渉して少しだけ分けてもらいました。大きめの抜け殻が欲しかったので、クマゼミの抜け殻にしてもらいました。
ワセリンは薬局で購入できます。私は大洋製薬の100gを購入しましたが、少量であればチューブタイプの60gも販売されています。シリンジはダイソーの化粧品コーナーに陳列されていると思います。
作り方
作り方は至って簡単です。セミの抜け殻にワセリンを注入するだけですからね。
ワセリンをシリンジに詰める
今回はダイソーで購入したプラスチック製のシリンジを使いました。針先(尖っていない)が付属していますが、今回は使用しません。
ワセリンをシリンジに詰めます。スプーンよりも指を使う方が作業がしやすいです。
セミの抜け殻にワセリンを注入する
シリンジに詰めたワセリンを、抜け殻の切れ目から適量を注入します。
白いワセリンが抜け殻に入ると、羽化する直前のように見えますが、これはすでに成虫となって羽化し終えた抜け殻です。
いくつか作ったら、着火剤を保管する缶などに入れておきましょう。これで完成です!
着火テスト
燃焼時間をテストしてみました。ワセリンの注入量によって燃焼時間にばらつきがあるので、ご注意ください。
燃焼時間
1分経過しましたが、まだしっかり燃えていますね。
最終的に燃焼時間は約3分でした。思ったよりも長く燃えたと思います。燃える様が少々グロテスク…。
フィールドテスト
実際のキャンプでの使用してみました。相変わらず白いワセリンが羽化前に見えて生々しいですが、これはセミの抜け殻です。
若干火力が弱いので、3個投入してます。
少し火がつきにくいように感じましたが、問題なく着火できました。
まとめ
市販されている着火剤には様々な種類があります。ベテランキャンパーはフェザースティックを作ったり、ガスバーナーで直接薪に火をつけたりと人それぞれです。正直なところ火がつけば何でもいいのかもしれません。今回のセミの抜け殻を使った自作着火剤は、キャンプに行けない時の楽しみ方の一つです。近日中にキャンプ仲間と一緒にキャンプしますので、プレゼント用に小分けしてみました。
ご参考になれば嬉しいです。それでは、また!