こんにちは!biwo-campです。
突然ですが、デッキサイトって行ったことありますか?
キャンプ場によっては設置されていることもありますが、意外とレアですよね。我が家も過去に一度だけデッキサイトを利用したことがあります。その時は、特にデッキサイトを狙って予約したわけではなく、そこしか空いていなかったので利用しました。しかし、正しい使い方も分からず、適当に設営してしまったのを覚えています。
とりあえず寝られたらいいやといった感じで雑な設営になってしまいましたが、先日のキャンプではあえてデッキサイトを予約し、じっくり楽しむことに挑戦してきました。
ということで、今回は「デッキサイトでの設営」についてレポートします!
デッキサイトのあるキャンプ場
福岡県内でデッキサイトが利用可能でファミリー用の大型テントが設営可能なキャンプ場といえば、真っ先に思い浮かぶのが「モンベル 五ケ山ベースキャンプ」です。他にもあるかもしれませんが、私の中ではここが代表的な存在。五ケ山ベースキャンプは自宅からも近いこともあり、これまでに何度も利用させてもらっています。
施設名
施設名:モンベル五ケ山ベースキャンプ
住 所:那珂川市大字五ケ山461-1
電 話:092-408-1711
(平日8:00~19:00)
定休日:毎週火曜日
※月曜日・火曜日・水曜日のいずれかが祝日の週、または4月27日~5月6日まで並びに7月1日~8月31日までの期間内を除く。
アクセス
モンベル 五ケ山ベースキャンプは、福岡市内から車で約50分というアクセスの良さが魅力のキャンプ場です。福岡の方なら、近くにある南畑ダムのほうが馴染み深いかもしれませんね。実際、南畑ダムを通り過ぎるとすぐにキャンプ場に到着します。
佐賀方面から向かう場合は、東背振ICを利用し吉野ケ里を経由して有料道路でアクセス可能です。どちらのルートも便利で、都市部から気軽に足を運べるのがうれしいポイントです!
チェックイン・アウト
イン | アウト |
13:00〜19:00 | 11:00 |
常設テントや日帰りの利用は時間帯が異なりますので、「モンベル 五ケ山ベースキャンプ」のホームページで確認してくださいね。
Aサイト(デッキサイト)
デッキサイトはAサイトの3区画のみとなっています。そのため、実際に予約しようとしても数が少なく、なかなか予約が取れないことが多いのが現状です。今回、初めてデッキサイトを利用することになったのも、予約が取りにくいことが理由の一つです。
区画サイズ
平均10m×10m(駐車スペース含む)ということのようです。デッキのサイズは5m×7mとなっています。先日のキャンプではA2のサイトを利用しましたが、実際の区画はもう少し広いように感じました。
料金
宿泊 | 13:00〜11:00 | |
3月〜11月 | ¥6,600 基本料金 (7名まで) | |
¥1,100 超過1名あたり | ||
12月〜2月 | ¥5,280 基本料金 (7名まで) | |
¥1,100 超過1名あたり | ||
環境衛生費(大人) | ¥220 / 人 | |
環境衛生費(子ども) | ¥220 / 人 |
より詳細な情報は、「モンベル 五ケ山ベースキャンプ」のホームページで確認してください。
デッキサイトとは
デッキサイトとは、地面に直接テントを設営するのではなく、板状の建材でできたデッキが用意されたサイトのことです。簡単に言うと、スノコが敷き詰められて小上がりになったような形をイメージすると分かりやすいかもしれません。
デッキサイトには木製のものが多いようですが、今回利用したモンベル五ケ山ベースキャンプのデッキサイトは人工木製でした。耐久性を重視しているためと思われますが、少し硬い質感ですね。
設営
ウッドデッキ用ペグ
モンベル 五ケ山ベースキャンプでデッキサイトを利用する際は、受付でウッドデッキ専用のペグを20本まで無料でレンタルできます。このペグには黄色いパラコードが取り付けられており、視認性が高く、使いやすさへの配慮がしっかりと感じられます。デッキサイト初心者でも安心して利用できるのが嬉しいポイントです!
我が家でも、この日のために準備していたNACETUREのウッドデッキ用ペグセットを試してみました!正式名称は少し長くて、「ウッドデッキペグ自在金具キャンプ用テント対応ペグ・アンカー カラビナスプリングセットアルミ製自在金具10本セット」という商品。名前の長さに少し驚きますが、以前から気になっていて使い心地がまったく想像できず…結局我慢できずに購入しました!
スプリングはペグが隙間に落ちていくのを防ぐためのようです。
ウッドデッキの隙間に差し込み、90度回して固定する仕組みです。デッキの隙間の幅によっては意外と力が必要。素手で作業をすると指先を痛める恐れがあるので、必ず作業用の手袋を着用して取り付けてくださいね。
商品の説明にもある通り、このペグを使用するには3mm以上の隙間が必要です。ただし、デッキの隙間の幅や厚みに関しては、キャンプ場のホームページに記載はありません。実際、モンベル 五ケ山ベースキャンプのウッドデッキでは問題なく使用できましたが、他のキャンプ場で利用する場合は、事前に確認することをおすすめします。不安な方は、予約時に直接キャンプ場へ問い合わせてみてくださいね。
モンベル五ケ山ベースキャンプのデッキサイトは、堅牢で硬い人工木製が特徴です。しかし、デッキの隙間が均等ではないため、持参したペグが90度回せない箇所もありました。そのような場合は、受付で無料レンタルできるウッドデッキ用ペグを使用することで問題を解決できます。デッキ用ペグを持参している場合でも、念のためレンタルペグを借りておくことをおすすめします。
一方で、レンタルペグを使用する際、隙間に遊びがありすぎてペグがうまく固定できない箇所もありました。特に溝に沿ってペグが動いてしまうような感覚があるため、設営時には慎重な調整が必要です。この点を踏まえて、自身の設営スタイルに合うペグを用意しておくと安心です。
自分の持参したペグとレンタルのペグを状況に応じて使い分けるのが良さそうです。
通常の地面のキャンプサイトとは異なり、デッキサイトではしっかりとペグダウンができず、少し苦戦しました。それでも何とか幕体を立ち上げることができ、無事に設営完了!デッキサイトでの設営を考えている方には、自立型のテントがおすすめです。ペグダウンに頼らず安定させられるので、設営がぐっと楽になりますよ。
何とか無事に綺麗な設営ができました!今回持参したテントは、ツインピルツフォークT/C(廃盤)です。サイズは幅630cm×奥行355cmで、今回利用したデッキサイトに収まることを事前に確認していました。ガイロープはデッキ外の芝生部分にしっかりペグダウンする必要があります。デッキだけで完結させるのは難しいため、芝生部分の使用を前提に設営を計画するとスムーズです。
参考までに、モンベル 五ケ山ベースキャンプのデッキサイトに設営できそうな、ファミリーキャンパーに人気の2ルームテントとそのサイズをまとめてみました。実際に設営する際は事前に確認のうえ、自己責任でお願いします!
テント | 幅(cm) | 奥行(cm) |
ランドロック | 625 | 405 |
エントリー2ルーム エルフィールド | 600 | 380 |
タフスクリーン2ルーム | 560 | 340 |
カマボコテント3M | 640 | 300 |
アポロン | 585 | 320 |
デッキサイトのメリット・デメリット
デッキサイトの利用回数はまだ多くありませんが、今回の経験をもとに、私たちが感じたメリットとデメリットをお伝えします。あくまで主観的な感想になりますので、ご参考程度にご覧ください!
メリット | デメリット | |
① | 水平で寝やすい | 専用ペグが必要 |
② | 冷気・湿気が少ない | 砂や泥が気になる |
③ | 水はけが良い | 風の影響を受ける |
④ | 設営・撤収の利便性 | テントサイズが限られる |
メリット
水平であるため、居住性が高い
寝床だけでなく、居住スペースもレイアウトしやすく感じました。特に、ストーブが水平を保っているかなど細かいことを気にせず快適に過ごせます。水平で窪みがないことは子ども達にも好評です。
冷気や湿気が少ない
地面からの冷気や湿気をほとんど感じないため、冬の寒い季節には特におすすめです。
雨の日でも安心
この日は少し雨が降りましたが、テント内に水が溜まる心配はありませんでした。地面サイトに比べて雨水の影響を受けにくいのも魅力です。
設営・撤収の利便性
デッキサイトは、設営や撤収時に、荷物の置き場に困ることが少なく、荷下ろしや積み込みを効率的に行えます。この点は、通常の地面サイトに比べて大きなメリットだと感じました。
デメリット
専用ペグの準備が必要
ウッドデッキ用のペグがレンタルできないキャンプ場では、事前に専用ペグを準備する必要があります。また、デッキの厚さや隙間の幅はキャンプ場によって異なるため、事前に確認しておくのが安心です。
テントの汚れは少ないが、砂や泥に注意
デッキサイトでは地面に直接接触しないため、テントが汚れにくいのはメリットです。しかし、土足で上がり込む感覚になるため、デッキ上に持ち込んでしまった砂や泥が気になることも。こまめな掃除が快適な滞在のポイントです。
靴についた砂や土を簡単に掃き出せる携帯用のブラシ(100均)があると便利です。デッキ上を清潔に保ち、快適に過ごすための心強いアイテムです。また、デッキは滑りやすいため、ガイロープやペグダウンは初めにしっかり行うことが重要です。特に風を受けると、テントが簡単に動いてしまうことがあります。風向きを確認しながら設営を進めることで、安全性と快適さが格段に向上します。
まとめ
今回、モンベル 五ケ山ベースキャンプのデッキサイトでの設営にチャレンジしました。デッキサイトにテントを立てることを決めて予約し、準備を重ねて臨んだキャンプでしたが、設営にはやはり少し苦労しました。特に風の影響を受けやすい点は要注意だと感じましたので、しっかり対策を講じることが大切です。
デッキサイトを利用する機会はそう多くありませんが、一度は試してみたいと思っていたので、今回の挑戦は大きな収穫になりました。心なしかいつもより写真映えする気もします。次回利用する際は、今回の経験を活かしてもっと上手に設営したいと思います。
みなさんの参考になれば嬉しいです。それではまた!
追記
手作りパンの注文販売が行われていました。このパンは、モンベルが運営するベーカリー「ハーベストテラス山口」から直送されたものだそうです。事前に予約しておけば、翌朝焼きたての美味しいパンを楽しむことができます。
私たちも前日に予約し、翌朝のキャンプ朝食で美味しくいただきました。気軽に利用できるサービスなので、モンベル 五ケ山ベースキャンプを訪れた際には、ぜひチェックしてみてください。
この記事の内容は、2024年11月23日~24日に訪問した際の情報です。最新の情報については、キャンプ場のホームページをご確認ください。私たちが再度訪問した際に、変更点などがあれば随時更新いたします。