こんにちは!biwo-campです。
日々成長していく子どもたちにあまり手がかからなくなり、キャンプ中に少しだけ自分の時間が取れるようになってきました。最近では大好きな本を持ち込んで、ゆったり読書タイムを楽しんでいます。
そこで今回は、自称「本好き」の私がキャンプにぴったりなおすすめの本5選と、読書タイムをより快適にする便利グッズをご紹介します!
「贈るうた」
著者:吉野弘
出版:花神社
キャンプで心を解放し、静かに自分自身の人生と向き合いたい時にぴったりの一冊、吉野弘の『贈るうた』。自然の中で読むことでその情景をよりありありと感じながら読むことができます。
「I was born」は、自分が生まれたこと、そして生きていることへの静かな驚きが綴られた作品です。教科書に載っているのを読んだことがある方もいるのではないでしょうか。生まれくるとは、を考えさせられます。
詩の言葉が風に溶け込み、火の揺らめきと共鳴しながら、心にそっとしみわたっていく。そんな体験ができるかも?
おすすめグッズ① ブックライト
焚き火のお世話をしながら、のんびりページをめくる時間はキャンプならではの贅沢なひとときです。ブックライトを一つ用意するだけで、その時間がさらに特別なものとなるでしょう。キャンプ道具の一つとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
我が家で愛用しているブックライトは「IF TINY BOOK LIGHT」です。コンパクトで荷物を増やしたくないキャンパーに最適。夜のキャンプサイトで他の家族やキャンパーに迷惑をかけることなく、静かに本を読むことができます。
シンプルな作りのため、耐久性には若干の不安があります。特にアウトドアでの使用では、衝撃や水濡れに弱い可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。使用頻度や電池タイプによりますので、キャンプで使用する際には事前に電池を新しいものに交換しておくことをおすすめします。
ボタン電池LR41が3個必要です。
「夜市」
著者:恒川光太郎
出版:角川書店
キャンプの夜、静かな森の中で読みたくなるちょっと不思議な本、『夜市』。これは現実と幻想が入り混じった独特な世界観が魅力の短編集です。特に表題作の「夜市」は、不気味でどこか懐かしいような異世界で繰り広げられる切ない物語。焚き火の炎がいつもより揺れて見えるかもしれません。
「夜市」は、ある夜だけ現れる謎の市場が舞台。そこで主人公たちが何を得て、何を失うのか…。その選択に思わず引き込まれます。
おすすめグッズ② ホッカイロ
ホッカイロと聞いて「なんだ、それだけ?」と思われるかもしれませんが、我が家では冬キャンプで欠かせない必需品です。あるかないかで、読書やゆったりした時間の快適さが大きく変わります。特に、焚き火の熱が届きにくい背中やお尻を暖めるのに最適です。
ちなみに、ダイソーでは通常サイズの2倍大きいホッカイロも購入できます。このサイズ感、広い範囲をしっかり暖めてくれるので嬉しいポイント。手前に置いた愛用の「マグマ(ホッカイロ)」と比べてもその大きさが一目瞭然です!
「月とコーヒー」
著者:吉田篤弘
出版:徳間書店
キャンプの夜、焚き火の爆ぜる音を聞きながらしっとり楽しむのにぴったりな『月とコーヒー』。タイトルにもなってる「月とコーヒー」は、月明かりの下でほっと一息つくような瞬間を描いた物語。キャンプでコーヒー片手に夜空を眺めながら読むと、静かな夜の時間と絶妙にマッチして、いつもより物語が深く感じられるはず。
焚き火、コーヒー、そしてこの本。そんな贅沢な夜はいかがですか?
おすすめグッズ③ マグカップ
焚き火の前で過ごす時間には、やっぱりお気に入りのマグカップが欠かせません。私の愛用品は、スノーピークの「チタンダブルマグ 300」です。
このマグカップは、軽量で丈夫なチタン製で、二重構造(ダブルウォール)のため保温性が抜群!冬の冷たい空気の中でも温かさをしっかりキープしてくれます。さらに、シングルウォールと違い飲み口が熱くならないので、熱々のコーヒーやお茶を安心して楽しめます。
冬の焚き火で活躍間違いなしの、おすすめのキャンプ道具です。
「白い犬とワルツを」
著者:テリー・ケイ(訳:兼武 進)
出版:新潮社
キャンプの夜、焚き火を眺めながらしっとりとした物語に浸りたいなら、『白い犬とワルツを』がおすすめです。この本は、妻を亡くした主人公と、ふらりと現れた白い犬との交流を描いた物語。老いること、生きること、そして愛すること。人生の大切なテーマが静かに心に響いてきます。
焚き火をぼんやり眺めながら読むと、さらにこの物語の深さが心にしみるはず。難しい言葉はなく、スッと読めるストーリーだから、キャンプのリラックスタイムにぴったりです。
キャンプでちょっと感動的な本を読みたいな、という人にはぜひ手に取ってほしい一冊です。
おすすめグッズ④ 手袋
冬の焚き火読書で忘れがちなのが、手袋です。焚き火用のグローブは準備しても、読書用の手袋まで気が回らないことも多いですよね。
おすすめは、指切りタイプの手袋(指切り2本)。ページがめくりやすく、指先を使った細かい作業にも便利です。冬の焚き火の前でも、手が冷えると読書に集中できません。しっかり防寒対策をして快適に過ごしましょう。
画像の手袋は渋いデザインですが、この時期、100円ショップでも手頃でさまざまなデザインの手袋が手に入ります。お気に入りの一品を見つけてみてください!
「日本の美しい水族館」
著者:銀鏡つかさ
出版:エクスナレッジ
あまり活字を読みたくない!という時のおすすめの一冊。美しい写真がいっぱいで、「次はここに行きたい!」となること間違いなしです。海のそばのキャンプ場で焚き火をしながら、水族館の世界を想像してみるのもいいのでは?
日本中の魅力的的な水族館。子ども達と、行ってみたい水族館について語らうのもいいですね!
おすすめグッズ⑤ 陣幕ミニTC
焚き火を囲んで読書を楽しみたいけれど、風向き次第で煙に悩まされることもあります。煙が目がしみたり、煙を避けるために何度も座り直したり。せっかくのリラックスタイム、できるだけ集中したいものです。
そんな時におすすめなのが、「テンマクデザインの陣幕ミニTC」高さは100cmで、チェアに座ったときにちょうど良い位置で風を遮ってくれます。また、リフレクター効果で焚き火の熱を反射するため、陣幕がない状態に比べて暖かく感じられるのも魅力です。風除け+暖かさアップで、快適な読書タイムを手に入れましょう!
まとめ
焚き火の前で読書を楽しむ時間を夢見て、本をバッグに忍ばせてキャンプに出かける。しかし、準備や片付けに追われて結局ページを開けないまま帰宅…。そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
私自身、そんな日々を過ごしてきましたが、子どもたちが成長しそれぞれの時間を楽しむようになった今、ようやく焚き火を眺めながら本を読む時間を持てるようになりました。
今回は、短時間でも手軽に楽しめる短編集や癒しを与えてくれる写真集など、キャンプにおすすめな本(自薦)と、読書タイムをさらに快適にしてくれる便利なグッズを紹介しました。
これらのアイテムが、みなさんのキャンプ時間をもっと豊かにするお手伝いになれば幸いです。
次回の記事でまたお会いしましょう!