こんにちは!biwo-campです。
2025年4月12日、県営公園内の新キャンプ場「筑後広域公園オートキャンプ場」がオープン!記念すべき初日に、早速お邪魔してきました。
当日はあいにくの空模様。夕方から雨が降り始め、明け方には強風の予報まで出る始末…。キャンプ場から事前にキャンセル確認の連絡が2回もあり、残念ながらキャンセルされた方も多かったようです。
その結果、オープン初日にもかかわらず、当日の利用者はなんと…私たちを含めてたったの2組!ちょっぴり寂しいオープン初日となりました。
それでも、私たちはもちろん『雨天決行』!悪天候の中でのオープン初日のキャンプを楽しんできましたので、詳しくレポートします。
基本情報
施 設 名:筑後広域公園オートキャンプ場
住 所:福岡県筑後市津島2108-1
電 話:0942-42-1126
予 約:予約は現在電話予約のみ
キャンプ場の予約や問い合わせ、そして当日のチェックイン手続きも、すべてこの「筑後船小屋 公園の宿」さんのフロントで行います。

アクセス
カーナビなどで目的地を設定する際は、「筑後船小屋 公園の宿」を目指してください。私たちは最初「公園内のキャンプ場」というイメージから、県道96号線沿いにある公園の第2駐車場に入ってしまいました。正しいキャンプ場の場所は、矢部川沿いの「筑後船小屋 公園の宿」と隣接しているので、公園駐車場ではなく、宿の方へ向かうのが正解です。お間違いなく!
九州自動車道の「八女IC」からキャンプ場へ向かう場合は、まず国道209号線に出て、みやま市方面へ南下します。しばらく走ると矢部川が見えてきますが、川を渡る手前で注意が必要です。目印はセブンイレブン。このセブンイレブンを通り過ぎたら、すぐに左側の側道に入ってください。この側道が国道209号線の下をくぐる道(アンダーパス)になっているので、そのまま進むと分かりやすいですよ。


右折して少し進むと、「筑後船小屋 公園の宿」が左手に見えてきます。
休日は公園の利用者や、近くにある道の駅へ向かう車で、時間帯によっては周辺が混み合うことも。特にキャンプ場前の道路は公園利用者の通り道にもなっていて、散歩やランニングをしている方をよく見かけます。運転される際は周囲の状況に気を配り、安全運転でお願いしますね!

道なりに進み、「筑後船小屋 公園の宿」の建物を過ぎると、左手に目的地のキャンプサイトが見えてきます。キャンプサイトのちょうど向かい側、「公園の宿」の正面にも駐車場がありますが、ここは公園の宿へ宿泊されるお客様のための優先スペースです。キャンプ場利用者は、サイト内の駐車スペースか公園内の駐車場を利用しましょう。

チェックイン・アウト
イン | アウト |
14:00~18:00 11月−3月17:00迄 | 7:30〜11:00 |
チェックイン開始時刻より早く到着した場合、キャンプ場入口のゲートがまだ開いていないことがあります。そんな時は、焦らずにキャンプサイトのすぐ隣にある「第4駐車場」 を利用しましょう。ここがキャンプサイトに一番近い駐車場になります。
また、「少し早めに着いて、先に公園で遊んでいたいな」と考えている方にも、この「第4駐車場」が公園とキャンプへのアクセスも良くて便利ですよ!

キャンプサイト
キャンプサイトは、すべて車乗り入れ可能な電源付きオートサイトです。サイトは以下の3種類から選択可能です。
オートサイト | 01〜06 |
ドギーサイト | 07〜09 |
グループサイト | 10 |

オートサイト
01番から05番までのサイトですが、こちらはすべて同じ広さの区画になっています。全てのサイトには専用の電源ボックスと、専用の水道(水汲み場)が付いています。サイト内でサッと手を洗ったり、飲み水を汲んだりできるのは本当に便利ですね。

入り口付近にある「06サイト」については、区画の広さは他の個別サイト(01〜05番)と概ね同じですが、サイトの形が少しだけ違います。

この各サイトにある水道は、簡単な手洗いや飲み水用と考えてください。油汚れのある食器を洗ったり、調理で出た食べ残しなどを流したりすることはできません。

チェックインの際にフロントで、「①キャンプ場ゲートの鍵」「②この蛇口専用のハンドル」「③電源ボックス用の鍵」がセットになったものを貸してもらえる仕組みになっています。水道を使いたい時は、この受け取ったハンドルを蛇口に取り付けて、ひねって使うというわけです。ちょっとした一手間ですが、これもキャンプ場ならではの体験かもしれませんね!鍵の紛失防止にもいいアイディアではないでしょうか。

電源も各サイトに設置されています。 ボックスの鍵開けには少しコツがいるようで、私たちはなかなか開けられず苦労しました。

ドギーサイト
想像以上に広々! これなら大型犬でものびのびと走り回れそう。リードなしでワンちゃんを遊ばせられるのは、飼い主さんにとっても嬉しいポイントですね。電源ボックスはサイト内の駐車スペース付近に設置されています。テントやタープを張る場所によっては、電源ボックスまでの距離が少し遠くなる可能性も。お持ちの延長コードが十分な長さか、事前に確認しておくと安心です。

こんなに広いと、ワンちゃんも大喜びですね。

グループサイト
その名も「グループサイト」! 名前からして、複数家族や友人グループでの利用にぴったりなのが伝わってきます。

今回、私たちは雨予報だったため、「MSR エリクサー4」と「ランドステーション M Pro.air」をこのグループサイトに設営しました。それでもスペースがかなり余ってしまい、少しもったいなく感じるほど広々としていました。


グループサイトには、車を3台停めることができる駐車スペースがあります。今回、同行した友人は車中泊スタイルでしたが、車を停める場所のすぐ後ろが広いサイトスペースになっているため、車中泊には非常に便利な区画だと感じました。

こちらは、キャンプサイト全貌です。

料金
今回私たちが訪れた時点では、まだキャンプ場の公式ホームページ等で詳細な情報は掲載準備中といった様子でした。利用するサイトや時期、曜日によって変動するようですので、予約の際に料金についても確認することをおすすめします。
サイト料金 | |
オートサイト | 4,950円〜6,600円 |
ドギーサイト | 12,760円〜17,000円 |
グループサイト | 8,250円〜11,000円 |
今回、我が家は友人家族と合計7人で利用したグループサイト。オープン初日4/12日(土曜日)現在で、1泊の料金は下記のとおりです。サイト利用料とは別に管理費(1人/500円)が発生します。
グループサイト利用料(4/12日) | |
サイト利用料 | 10,450円 |
管理料(7人分) | 3,500円 |
合計 | 13,950円 |
洗い場棟
洗い場のシンクは4つあり、一般的なステンレスではなく、コンクリートのような質感のどっしりとした作りになっています。そして嬉しいことに、すべてのシンクでお湯が使えます。 冬場や脂っこい料理の後片付けには本当に助かりますね。


洗い場には、共用の洗剤とスポンジも設置されていました。

一つ気になる点が。天井を見上げても、ライトらしきものが見当たらない。

なんと、各シンクの手元あたりに小さなライトが取り付けられていて、これが人感センサーで作動する仕組みになっていたんです!
炊事場全体が煌々(こうこう)と明るくなるのではなく、人が立った場所の手元だけをスポットライトのようにフワッと優しく照らしてくれるんです。これなら、夜中に洗い物に来ても眩しすぎず、雰囲気も壊さない。これは素敵なアイディア!

灰捨て
焚き火の後始末に必要な灰捨て場は、洗い場のすぐ横に設置されていました。今回はあいにくの雨で焚き火は断念しましたが、キャンプ場では焚き火を楽しむキャンパーのために、地面を保護するための『焚き火用保護板』を貸し出しています。フロントで借りる事ができます。

トイレ
トイレの場所ですが、キャンプサイト内にはなく、公園の公衆トイレと共用になっています。そのためトイレに行くには一度キャンプ場のゲートを出て、目の前の道路を渡る必要があります。これが少し手間に感じるかもしれません。
道路の交通量はそこまで多くありませんでしたが、車が通る可能性はありますので、特に小さいお子さんなどは横断する際、左右をしっかり確認するなど、安全に十分注意しましょう。
なお、トイレの建物には自動販売機が併設されているので、飲み物を買うのには便利でした。

公園のトイレですが、管理は行き届いており、きれいに清掃されています。残念ながらウォシュレット機能は付いていません。 そして、便座も暖房機能がないタイプです。なので、特に寒い季節に利用する際は、便座のあの「ヒヤッ!」とした冷たさに、ちょっと心の準備が必要かもしれませんね(笑)。

なお、受付にて「公園の宿」のトイレ利用が可能か確認しましたが、キャンプ利用者は公園のトイレを利用するよう案内されました。
入浴
チェックイン時に、「筑後船小屋 公園の宿」のお風呂割引券(大人1名につき100円引き)をいただきました。滞在中に利用してみたところ、大浴場のお湯はとても気持ちよく、また6階にあるため窓からの見晴らしも良く最高でした!

入浴料・時間 | |
大人(中学生以上) | 520円→420円 |
子ども(4歳以上) | 260円 |
入浴時間 | 11:00〜20:30 |
補足情報
地面は硬め
サイトの地面は硬めで、特に長めのペグは少し入りにくいと感じました。ペグがしっかりと地面に固定されるため、強風時の安心感は高いと思いますが、その分打ち込む際には力が必要で少々苦労するかもしれません。丈夫なペグとハンマーがあると良いでしょう。

蚊(カ)
今回、4月中旬のキャンプだったのですが、「まだ虫は大丈夫だろう」なんて思っていたら、普通に蚊に遭遇しました。
近くに川があり、平地なので仕方がないのかもしれませんが、「え、もう!?」という感じでした。皆さんも、春キャンプだからと油断せず、虫対策はしっかりしていった方が良いです! キャンプ場では外に向けて殺虫剤は使えないルールなので、虫除けスプレー、蚊取り線香等の防御アイテムが必須です。今のうちから準備しておきましょう。
水捌け
この日は雨量が多かったこともあり、サイトの水はけは、場所によってやや時間がかかる印象でした。ただ、キャンプ場はオープンしたばかり。芝の根付きなどもこれからだと思いますので、今後の整備や芝の成長によって、より水はけの良いサイトになっていくことを期待しています。

公園内のイベント
公園の中にあるキャンプ場ならでは、と感じた点がもう一つ。休日には公園内で様々なイベントが開催されることが多いようで、私たちが行った日も、朝の比較的早い時間帯から、楽しそうな音楽や歌声が遠くから聞こえてきました。
もちろん、もうテントから出て活動を始めている時間だったので、大きな問題はありませんでしたが、「キャンプ場は静かに過ごしたい」という方にとっては少し気になるかもしれませんね。これも、活気ある公園の中にあるキャンプ場ならではの環境音として、頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。
ゲート
キャンプ場のゲートは21時に閉まります。
もし21時以降に緊急で車を出す必要が生じた場合は、チェックイン時に渡された鍵でゲートを開けてください。その際、慌てないように、鍵の開け方もチェックイン時に確認しておくことをおすすめします。

禁止事項
詳細は「キャンプ場ご利用にあたって」を確認してください!
直火 | タバコのポイ捨て |
楽器演奏 | 花・野草の採取 |
発電機 | 木を切る・枝を折る |
オーディオ | アイドリング |
ドローン | 殺虫剤 |

まとめ
このキャンプ場の大きな魅力は、なんと言っても広大な公園と一体になっていること! 日中は公園の遊具で思いっきり遊び、夜はそのままテント泊。子供たちの「楽しい」が一日中続く、最高のロケーションです。
さらに、徒歩圏内にある「川の駅船小屋 恋ぼたる」は見逃せません! ここでは、本格的な温泉で汗を流したり、無料の足湯で気軽にリフレッシュしたりできます。アクティブに過ごした後の温泉は格別です。

今回はオープンしたばかりの「筑後広域公園オートキャンプ場」のレポートをお届けしました。公園で思いっきり遊べて、そのままテントでお泊まりできる…特に、まだ目が離せない小さなお子さんがいるファミリーキャンパーの皆さんには、おすすめしたいキャンプ場です!

しかも、高速のインターからわずか10分ほどというアクセスの良さ!「遠出はちょっと大変…」と感じているパパ・ママキャンパーにとっても、この手軽さは大きな魅力ですよね。今回、私たちは友人に誘ってもらうという幸運もあって、記念すべきオープン初日にキャンプを楽しむことができました。オープン直後ということもあり、まだ詳細な情報が少ないかもしれませんが、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいなと思っています。
今後、運営されている「筑後船小屋 公園の宿」さんのホームページなどで、さらに詳しい情報が公開されていくと思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
では、また!
この記事の内容は、2025年4月12日〜13日に訪問した際の情報です。最新の情報については、キャンプ場のホームページをご確認ください。私たちが再度訪問した際に、変更点などがあれば随時更新いたします。