こんにちは!biwo-campです。
今回は、「CO_YARD KANATAKE(コヤードかなたけ)」福岡県福岡市西区の、かなたけの里公園内にあるキャンプ場に行ってきました!残念ながら、娘が体調不良のためお留守番。今回は父と息子の男キャンプです。

今回は男同士のキャンプということで、普段はあまり出番のない軍幕を引っ張り出しました。



父ちゃんは食事が適当すぎて、子が心配…
特別な時間を楽しんだ二人。キャンプ場の紹介と、軍幕親子キャンプの様子をお届けします。
基本情報
施設名
施設名:CO_YARD KANATAKE
住 所:福岡市西区大字金武1805-2
(かなたけの里公園内)
電 話:092-811-2244
定休日:毎週水曜日
アクセス
CO_YARD KANATAKEの嬉しいポイントの一つは、福岡市中心部から車で約30分という近さです。週末のちょっとしたリフレッシュにも最適な距離感ですね!福岡都市高速道路「野芥ランプ」から約5km、「福重ランプ」からは約6Kmとなります。
ただし、福岡都市高速道路の野芥ランプや福重ランプ付近は渋滞が発生しやすいエリアなので、時期や時間帯によっては注意が必要です。我が家は福岡県中部在住のため、都市高速は使わず那珂川市から福岡早良大野城線を経由してのんびり向かいました。それでも約1時間ほどで到着します。
チェックイン・アウト
イン | アウト |
13:00〜18:00 | 11:00 |
チェックアウトが9時より前の場合は、サイト利用証とオートサイト駐車許可証は返却ポストに投函して退場可能です。また、水曜日(定休日)のチェックアウトも同様に、返却ポストへの投函が必要です。
返却ポストは管理棟横の駐車場側に設置されています。


時間外のイン・アウト
出入口にはバリカーが設置されています。時間外は上がった状態になるため、出入りの際はご自身で開閉してください。開けっぱなしにすると利用者以外が誤って入ってしまう恐れがあるので、必ず閉めましょう。


キャンプ場は一方通行になっているため、入口と出口は別となっています。キャンプ場に向かうと最初に出口が見えてきます。逆走になりますので進入しないように気をつけてください!。


キャンプサイト
キャンプサイトは、「フリーサイト」、「オートサイトR」、「オートサイトL」の3種類があります。今回は、見晴らしが良くトイレと炊事棟に近いA3サイトを利用しました。なお、すべてのサイトに電源はありません。電気を使う装備を持ち込む場合は、ポータブル電源を忘れずにご準備ください。


オートサイト
オートサイトは緩やかな傾斜があり、階段状に区分けされています。息子の左側が「オートサイトR」のA区画、右側がB区画です。さらに奥には、広めの区画となる「オートサイトL」があります。この日は午前中から小雨が降っていましたが、サイト内は砂地のため、水はけが良く快適に過ごせました。


オートサイトRのA側は南向きで、特にサイトA3からA6は視界が開けており、見晴らしが良好です。


オートサイトRのB側には農園が広がっており、ぶどうが栽培されています。収穫の季節には甘い香りが漂ってきそうです。


地面の水はけは良好ですが、少し硬く感じました。そのため、アルミペグやプラスチックペグでは刺さりにくい場合があります。このサイトでは、鍛造ペグの使用をおすすめします。


フリーサイト
管理棟に隣接するフリーサイトは、砂地ではなく芝になっています。傾斜が少なく、快適に過ごせるよう整備されています。芝の上で設営を希望される方には、フリーサイトの予約がおすすめです。ただし、フリーサイトは車の乗り入れができません。荷物の運搬には、管理棟で荷車を借りることができます。


料金
最初はゴミ捨てオプション付きで予約していましたが、人数が減ったため今回はゴミを持ち帰ることにしました。当日、変更をお願いしたところ、快く料金の変更にも対応していただきました。
オートR | オートL | フリー |
5,500円 | 8,800円 | 4,400円 |
オートR | オートL | フリー |
6,600円 | 9,900円 | 5,500円 |
オプション | 追加料金 |
利用料 ※1 | 1,100円 |
ペット ※2 | 500円 |
シャワー | 550円 |
ゴミ捨て | 550円 |
利用料 ※1
- 7人以上は1名につき追加料金
※オートサイトRとフリーサイト
※定員11名 - 11人以上は1名につき追加料金
※オートサイトL
※定員15名 - ハイシーズンは追加料金1,650円
ペット ※2
- 同伴可能サイトはオートサイトのみ
- ペット【犬】の頭数上限なし
※人とペット合計が利用人数上限 - 生後6か月以降のワクチン接種済み
設備
CO_YARDの名称の由来は「小屋」と泊まれる「宿」、CO(みんなの)-YARD(庭)と意味合いを込めているそうです。もちろん小屋ではなく整備されている管理棟とその他の設備も充実しています。


管理棟
管理棟には、受付のほかにカフェとショップが併設されています。受付中、息子は早くもカフェで食べたいものを決めていたようです…。


息子は目をつけていた「カナタケシェイク」と「ワッフル」を注文し、私はホットコーヒー「フレンチプレス」でまずは一息。受付を済ませた後、小雨が落ち着くまでカフェでゆっくりとお茶タイムを楽しみました。カフェでは、カレーやサンドイッチなどの軽食も楽しめます。お昼にカフェでのんびり昼食をとってからチェックインするのも良さそうですね。


管理棟では薪や炭、ガス缶やオリジナルのグッズなどが販売されています。


管理棟の前ではたくさんのハーブ苗が販売されていました。料理をしない父ちゃんにはよくわからないラインナップです。



ハーブティーも楽しめそうですね…残念!


薪
管理棟で購入できる薪ですが、3本?4本?と少なく感じる方もいるかもしれません。でもこの薪、1本がかなり太いんです!




今回使用したのは小型の焚火台「ピコグリル398」。比較対象が小さいということもありますが、薪3本でも焚き火には十分な量ですね。薪は長さがあるため、小型の焚火台や薪ストーブを使用する際はノコギリを持参すると便利です。


薪置き場の近くには、キンドリングクラッカーが常設されていました。太めの薪なので、ここで薪割りをしておくのが安心です。


炊事棟
炊事場には広めのシンクが4つ並んでいます。父と息子、普段は炊事棟に歯磨きしに行くくらいしか利用しないため詳しい評価はできませんが、広くて使いやすそうな印象でした。


炊事場ではお湯が出ないため、冬季にはゴム手袋を持参するのがいいですね。食器類をアルコールで拭くと洗い物を減らせます。今日は父と息子のキャンプなので、使うのはシェラカップだけ!食器洗いの心配はありません。


トイレ
トイレは洋式で水洗式です。照明は人感センサーでON/OFFします。洗面台ではお湯が出ないため、冬場は水が冷たいですが、しっかり手を洗いましょう!


シャワー
チェックイン時に利用申込みをすると、パスワードカードがもらえます。このカードで1日何度でも利用可能です。ドライヤーは常設されていますが、シャンプーやボディーソープは備え付けられていないため、持参が必要です。
区画・日 |
550円 |


今回の設営内容
冒頭にも書きましたが、今回は息子と二人でキャンプ。滅多に使わない軍幕(USパップテント)で楽しみました!
USパップテント
もはや定番かもしれませんが、居住空間を広げるため、ポールは二股にしています。8tailの二股ポールをUSパップテントに合わせてカットしました。「USパップ 8tail」で検索すると、先駆者の方が紹介している動画で詳しく確認できます。


私は10cmほど、パイプカッターを使ってカットしています。※加工は自己責任でお願いします。


設営はシンプルでポールにUSパップテントを被せ、ペグダウンするだけで高速完了!居住空間も広がり、一石二鳥です。


もちろん、安定のファスナー加工(母メイド)もしっかり対応済みです。使用しているファスナーは、安心の国内メーカーYKK製!さらに、ファスナーストップ加工もお願いして、しっかり仕上げてもらっています。


テントの中からも開け閉めできるように、ファスナーは両面開きのもので加工してもらっています。母ちゃん、ありがとう!


USパップテントに薪ストーブをインストールして、夜に向けて準備万端です。


この日は夕方近くまで雨模様。1975年製の生地が雨に耐えられるか心配でしたが、実はワックスを塗り込んでいます。これも定番かもしれませんが、「GREENLAND WAX」を使用しています。効果のほどは未知数ですが、心の安定にはなりますね。


USパップテントが久しぶりすぎて、軍幕用のテントポールを忘れてしまいました。そこで、テンマクデザインのジョンアンドポール [180]を跳ね上げ用のポールとして代用しました。ジョンアンドポール [180]はコンパクトで安価。今回は車に積んでいたおかげで助かりました。


ジムニー車中泊
このテントではさすがに二人は寝られないので、今回は車中泊です。またしても痛恨のミス。車中泊用に買ったお気に入りのキャンプマットを忘れてしまいました。




とりあえず、持ってきた敷けそうなものを寄せ集めて寝床を作りました!なんとか寝られるでしょう…!


本日の我が家の拠点が完成しました。


補足になりますが、冬の北部九州は北西からの季節風が強いことが多いようです。私たちが設営したオートサイトA3では、農園の方向が北西にあたります。そのため、冬季にはテントの入口を南東側に向けて設置すると、風を避けやすくなります。状況に応じて参考にしてみてください。


母ちゃんが心配していた晩ごはん。手軽に作れる煮込みうどんですが、息子は「うまい!」と大満足の様子。このシチュエーションなら、何を食べても「うまい」に決まってますよね!


息子との軍幕キャンプの時間がゆっくりと過ぎていきます。跳ね上げていますが、薪ストーブと焚き火のおかげで寒さはあまり感じませんでした。息子はコットの上でゴロゴロしながらくつろいでいます。


食後のデザートはお芋。薪ストーブの上でじっくり火を通し、しっとりと最高の焼き上がりに。とても美味しくいただきました!


今回は小さな古い軍幕でしたが、薪ストーブと焚き火のおかげで暖かく、最高のキャンプになりました。息子とこの幕で二人きりのキャンプをするのを楽しみにしていたので、やっと夢が叶った瞬間でした。
息子が大人になってもキャンプを続けているなら、この軍幕(USパップテント)をぜひ使ってほしいですね。


朝になりました。軍幕の中から遠くに昇る朝日を眺めつつ淹れるコーヒーは、何とも言えない贅沢なひととき。心も体も温まる、至福の時間です。


撤収時間が迫っているというのに、こいつは全く起きる気配がありません…。


農家の方々は朝早くから収穫作業をされていました。晴れた朝のサイトからの眺めは最高です。


注意事項
CO_YARD KANATAKEの利用時の注意点を簡単にまとめました。チェックイン時には、スタッフの方が丁寧に利用上の注意点を説明してくれます。
ペット | 可 | 同伴エリアのみ |
焚き火 | 可 | 直火禁止 |
ゴミ回収 | 可 | ¥550(有料) |
花火 | 不可 | 禁止 |
ドローン | 不可 | サイズ問わず |
ボール遊び | 不可 | ー |
車両移動 | 不可 | 20時から6時 |
その他にも注意点や禁止事項がありますので、詳しい内容についてはキャンプ場のホームページをご確認ください。
イベント
今回、もう一つ楽しみにしていたのが「里の年末祭」です。しかし、あいにくの雨でフリーサイトでのイベントは中止となりました。


設営前に、収穫祭が開催されている公園内の管理棟(3番)に立ち寄ってみました。


雨でなければ、きっと多くの人で賑わっていたでしょうね。


我が家はしっかりと、つきたてのお餅をゲットしました!


公園では年間を通してさまざまなイベントが開催されています。CO_YARD KANATAKEでキャンプを楽しみながら、イベントにも参加できるのは嬉しいですね。詳しい情報はかなたけの里公園のホームページをご確認ください。


まとめ
今年最後のファミリーキャンプでしたが、残念ながら娘が体調を崩してしまい、父と息子のデュオキャンプとなりました。雨の影響で楽しみにしていたキャンプ場でのイベントも中止になりましたが、軍幕(USパップテント)で息子と楽しくキャンプを楽しむことができました。
子どもたちがいつまで一緒にキャンプに来てくれるのか、考えると時間があまり残されていないかもしれません。だからこそ、今を一生懸命楽しみたいと思います。
今回の父レポート、参考になるかどうかはわかりませんが、何かのお役に立てれば嬉しいです。
では、また!
この記事の内容は、2024年12月21日~22日に訪問した際の情報です。最新の情報については、キャンプ場のホームページをご確認ください。私たちが再度訪問した際に、変更点などがあれば随時更新いたします。